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第三十一弾 本多正信(徳川家康) |
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いちどは叛き、首をねらったそれがしを
何もなかったようにまた受け入れてくれたおやかたさま。
身分も低い、鷹匠あがりのそれがしを
師とすらよんでくれたおやかたさま。
いまでは阿弥陀仏の次くらいに慕っておりまする。
そばにお仕えできるなら、高禄もいらない、悪口も気にいたしませぬ。
今夜もよこしまな考えを胸におやかたさまの寝室にしのんでいくそれがし。
おやかたさまはそれがしの思い、わかってくれるかな……
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第三十二弾 佐久間信盛(織田信長) |
それがしのおやかたさまはとっても怖いおかた
それがし初めはおやかたさまのすばらしさをしらなくて
おやかたさまをうつけとか言っちゃったよね
ごめんね、おやかたさま
あれからなんねんたつのかなぁ
それがしはおやかたさまのためにいしやまほんがんじをかこんでいます
でも・・それがしどんだけがんばっても
いしやまほんがんじはなかなかおちてくれないの・・・
でもそれがしもっともっとがんばるからね
まっててねおやかたさま
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第三十三弾 名古屋山三郎(蒲生氏郷) |
それがしのおやかたさまは幸せ者。
なぜならそれがしが居るから。
おやかたさまをうらやましがってる人達はたくさん居るはずだよ。
それがしの踊りでおやかたさまの心を癒してあげる。
南部が攻めてきても大丈夫!それがしの槍で追っ払ってあげる。
暗殺者なんて怖くないよ。 それがしがいつも見守ってるから。
それなのにおやかたさまったら左遷されたと思っていつも塞いでる。
信長様に「只者ではない」と言わしめたおやかたさまはどこにいったの?!
いつのもおやかたさまに戻って!
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第三十四弾 藤堂高虎(徳川家康) |
それがし、何だか浮気ものって呼ばれてるの。
変だよね。「あっ、このおやかたさまに仕えよう!」って
それがしが考えたおやかたさまは、みんな早死にしちゃうの。
前のおやかた様は、天下はとったけど、海外に出兵してお金がなくなり、
おまけに後継ぎがまだとっても幼いの。
もう、どうしてそれがしはいいおやかたさまに巡りあえないの?
と思ってたら、いい人がいた! 江戸内府さま。
今度はこの人にお仕えすることに大・決・定!
え? 前のおやかたさま? もう忘れたわ。
新しいおやかたさまのために、大阪の情報をどんどん漏洩させちゃうんだから。
それがし、がんばっちゃう☆ 新しいおやかたさまこそ、「うえさま」だよっ
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第三十五弾 猪子兵助(斎藤道三) |
おやかたさま… もう、声の届かぬ、それがしのおやかたさま…
それがしは、走っております。
おやかたさまが最後にしたためた、「美濃一国譲状」を懐に入れたまま。
おやかたさま…
突如として美濃に現れ、暗愚な君主を追放し、美濃を強国へ変えた
それがしのおやかたさま…
梟雄、マムシ、と、口さがない者たちは申しておりましたが、
おやかたさまは、いつも独りで戦っておられました…
信の置ける譜代の臣もなく、風雅を語り合える友は少なく、
それでもおやかたさまは、英雄の道を行かれました。新しい時代の風を呼ぶ道を。
おやかたさまの御遺志は、おやかたさまの認めた上総介殿へ。
きっと、受け継いでいただけることでしょう。
それがしが上総介殿を初めて見たときの眼鏡違いが、今でも恥ずかしく思えます。
おやかたさま… 最期は、嫡男にその首を授けた、それがしのおやかたさま…
今は、安らかに。それがしの足が潰れるまで、走ります。
おやかたさまの見た夢を、おやかたさまの見込んだ人と共に叶えるために。
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第三十六弾 真柄直澄・直隆(朝倉義景) |
それがしのおやかたさまは戦がお気に召さないみたい
遊興三昧も度が過ぎれば、お家が傾くのが戦国のならい
こたびは織田との大いくさ、なのにおやかたさまの腰は上がらない
でも粗忽者の兄者とそれがしは、ただ戦で太刀を揮うのみ
嗚呼…やっぱり負け戦 我も我もと逃げようだなんて、これじゃ家中の名折れもいいとこ
だけど、それがしはしりぞかないよ 散華こそ武人の本懐
かくなるうえは、信長のそっ首を冥土への土産にしてみせるからね
兄じゃ、そろそろ参ろうか
おやかたさま、冥土の露払いはうけたまわったよ
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第三十七弾 島津豊久(島津義弘) |
「薩摩に帰ろう。」おやかたさまがそう言った。周りは敵だらけ。
それがしは敵中突破の中、必死におやかたさまをお守りした。
でも、味方はどんどん減ってゆく。なんとかしなくちゃ!
それがしは反転して押し寄せる井伊の赤い波の中に身を投じた。
幾本もの槍がそれがしの体を貫く。ああ、それがしの大切なおやかたさま、
どうかご無事で。薄れゆく意識の中、確かにおやかたさまの「豊久ーっ!」
と叫ぶ声が聞こえた。
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第三十八弾 溝尾庄兵衛(明智光秀) |
それがしのおやかた様はとても優しいお方だよ。
けど、おやかた様のおやかた様はとても厳しいお方なんだ。 おやかた様もその事で悩んでたんだ。
先日おやかた様がとうとうキレちゃって、おやかた様のおやかた様を都で焼き殺したんだよ…。
おやかた様の読み通りに事が運ぶつもりだったんだけど、中国からエテ公がウキーて軍を返してきちゃったの。
細川・筒井は裏切るし、おやかた様焦っちゃって、それがしおやかた様を坊主にして逃がしちゃったよ(^_^)
今日はそれがし、おやかた様の影武者としてエテ公と合戦するんだけど、それがしではエテ公に勝てないよ。
それがし、頑張るからおやかた様、エテ公の天下にならないように、三河殿にちゃんと仕えてね。
それがし、おやかた様の影武者として死ねるのはめちゃくちゃ幸せだよ。
P.Sおやかた様、それがしの望みかなえてね☆
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第三十九弾 上泉秀綱(長野業正) |
それがしの剣はおやかたさまのために。
それだけを信じて、それだけを夢見て、気がつけば誰もかなう相手はいなくなってた。
天下にただひとり、それがしの全てを捧げて悔い無き方、
それがそれがしのおやかたさま。
共に過ごした思い出のお城が炎に消えた今でも、
それがしの剣はおやかたさまのためだけにあるのです。
誰の甘い言葉も、もうそれがしの心を動かしたりはしませんから、
どうか安らかにお眠り下さい、おやかたさま。
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第四十弾 水原親憲(上杉景勝) |
それがしもおやかたさまも、随分と齢をかさねてまいった
それにつけても、内府が膝下に屈したは、はなはだ無念
先には難癖をつけておやかたさまに戦をふっかけ、いままた難癖をつけて
豊家を潰さんと戦をしかけおった
こんなものはもう戦ではない
石つぶてを放り合う、児戯にもひとしい
ところが大御所め、こんな戦で感状をよこしおった
思い起こせば、武田に織田に北条、果ては最上とも、よう戦った
あの頃は、まっこと明日をも知れぬ戦ばかり
さりとて感状など易々と戴けるものではなかった
ほどなく天下もこの戦で平らごう それがしのごとき武士は用済みよな……埒もない
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第四十一弾 北条氏規(北条氏政) |
それがしのおやかたさまは兄上だ父上の偉業を必死になって遂行している
今日も残業だ・・・「どんなにがんばっても父上を超えられない・・・」
それがしはそんなあにうえ、いや、おやかたさまを助けよう!どんなに汚名をつけられても・・・
でも・・・
サルが、サルが・・・小田原に攻めてきた。平和を望むのに攻めてきた。
それがしの韮山城はがんばっているけど、となりの山中城は一日で・・・
たとえ無駄なことでもそれがしだけでも、少しでも、少しでも敵を引きつけておやかたさまのちからになろう
それでも・・・それでも・・・小田原城はおちた・・・・
おやかたさま、いや、あにうえの介錯はそれがしがやろう。それが最後の弟としていや、家臣として できる最後のことだから・・・
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第四十二弾 真田信繁(幸村)(豊臣秀頼) |
おやかたさまは、今日もお城を出ませんでしたの。
豊臣家のために集まった牢人の方々も、一人減り、二人減り、
昨日はとうとう、後藤又兵衛さんが鬼籍に入られましたわ。
又兵衛さんとは、いつも一緒に、おやかたさまに
「出陣してくださいませ、そうすれば勝てます」ってお願いしたのですけれど、
おやかたさまのご母堂さまや、豊臣譜代の家臣の方々は、
「そんな危険よ、おやかたさまを外に出すなんて」の一点張り。
それがし、少々疲れてしまいましたわ。
去年の冬は、お城の堀も深く、それがしの作ったお城も頑丈で、
ずいぶん長い間持ちこたえることができましたけれど、
今やその堀もなく、大阪は裸の城。
思えばあの時、戦をやめようと言い出したのも、ご母堂さまでしたわね…。
でも、もはや何を言おうと詮無きこと。
それがしの死に場所はここのようですから、それがし、がんばりますわね。
でも、おやかたさまは、今日もお城を出ませんでしたの。
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第四十三弾 後藤基次(黒田長政&豊臣秀頼) |
それがしのおやかたさまは弱っちいくせに猪武者。
そのうえ卑怯者。挨拶にきた地元の豪族をそのまま仕物にかけちゃったり
敵方一の勇者を鉄砲で狙撃させたり、平気でするの。
それがし、ちいさい頃からびしばし武士の何たるかを叩き込んだはずなのに、
どうしてこんな子になっちゃったのかなあ。
そのうち大好きな大殿も死んじゃって、それがし
おやかたさまと大喧嘩して家をおんでてしまったの。
そうするとあのばかおやかたさま、
それがしの行く先々に奉公構えをかけてきて、
しまいには刺客まで差し向けてくる始末。そんな粘着なやつだったっけ? とにかく迷惑! 根性曲がりめ!!
……でも、そうしているうちに、わかってしまったの。
それがしが太平の世を楽しめる漢じゃないってこと。
それがしは戦場に死に場所を求めなきゃいけないってことに。
おやかたさまもそれに気づいていたのかな……。
だから、それがし、乱世最後の砦・大坂城に入ることに決めたよ。
あばよ、くそおやかたさま、達者でな!
大殿の興した家、潰すんじゃねえぞ!!
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第四十四弾 吉川広家(毛利輝元) |
それがしのおやかたさまはみんなが言うようなダメなおやかたさまじゃないんだよ
天下分け目の戦いの後二国に厳封されちゃって財政もぼろぼろ
次々と大御所にいちゃもんつけられて改易されていくのに家は残ったんだよ
すごいでしょ?えへへ それがしの自慢のおやかたさまなんだよ。
でも・・でもおやかたさまはそれがしのこと嫌いなの・・・
厳封されたのはそれがしのせいだってみんな言うの・・
おやかたさまもそうおもってるの・・
でもねもしそれがしが大御所に通じなかったらおやかたさまハラキリかもしれないから
おやかたさまのためを思ってやったのに・・
でも・・いいんだぁ
それがしおやかたさまが無事ならそれでいいんだよ
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第四十五弾 服部半蔵正成(徳川家康) |
我ら伊賀郷士は習い伝えた測隠の術を、他国の大名に売って身を立ててるの。
でも、武士どもは、我らを乱破透波と蔑んで、決して同列には扱わない。
武士には真似もできない働きを利用するくせに、内心怖れているクセに、
我らを化生のものと唾棄してる。
その最たるものが天正伊賀の乱。
織田右府は伊賀の国を押し包み、女子供に至るまで鏖殺した。
でも、それがしのお屋形様は違う。
伊賀から流れたそれがしの父を取り立ててくれたのは、お屋形様の父君。
そして、お屋形様も、我らの功名を取り上げてくださった。
伊賀攻めの折りには、極力諫止してくださった。
我らを虫けらのように鏖殺した織田右府は本能寺の煙と消えた。
今こそお屋形様の格別のお情けに報いるとき。
我ら伊賀の山野から駆けつけた郷士二百名。
身命を賭してお屋形様を護持仕り、必ずや三河へお届けいたします。
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第四十六弾 木下小一郎(豊臣秀吉) |
百姓で一生を終えるはずだったそれがしに侍にならないかと
突如舞い降りた仏様。
それが私のお兄様。
お兄様ったら、体は小さいのに野心は人一倍だから、
いろんな人の嫉妬をうけちゃう。
でもね、心配しないで。お兄様はそれがしが守ってあげる。
戦で人を殺すのだってもう怖くない。なぜってお兄様こそがそれがしの仏様だから。
どんな危険な所にだってついていくわ。
お兄様の夢はそれがしの夢。一緒にがんばろうね、お兄様。
・・・え、墨俣に城を一夜で築く?
・・・あんのクソザル!また安請け合いしやがって!!
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第四十七弾 宇喜多直家(浦上宗景) |
おやかたさま、それがしのいえの再興をゆるしてくれて、ありがとう だあいすきだよ。母上もおやかたさまのこと、すてきだって。
おやこともども、かわいがってね。
え、それがしにおよめさんをおせわしてくれるの。
うれしい、それがしだいじに、だいじにするね。
そうだ、こんどそれがしのうちにあそびにきてよ。
とっておきのおさけとおりょうりで、とびっきりのおもてなしをするからね…
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第四十八弾 十河一存(三好長慶) |
それがしのおやかたさまは野心に溢れたお方
そしてそれがしの誇る兄上でもある
それがしの兄弟はおやかたさまを筆頭に敵無しだ
実休と冬康の兄者に末弟のそれがしをくわえ、四人は一心同体
とはいえ父上が幼い頃にみまかり、兄上はとっても苦労してきた
だからそれがし、戦では兄上の心を煩わせたりしない
「鬼」と謳われたそれがし、実休・冬康の兄者と力をあわせて戦うからね
おやかたさまには甲冑なんかつけさせたりしない
だけどおやかたさま、彈正の曲者には気を許しちゃいけないよ
それがしたち兄弟の戦いはまだまだこれから
そう、京畿の主として天下に号令するその日まで……
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第四十九弾 木村重成(豊臣秀頼) |
それがしのおやかた様はお坊ちゃん育ち。
人が良いのを付け込まれて、鐘の銘文に難癖をつけられて
おやかた様のお城は囲まれちゃった。
でも、それがし負けない!
おやかた様に甲冑を着けさせたりはしないから安心して!
今福堤の戦いで手柄を立てたそれがしに、優しいおやかた様は感状と正宗の脇差を賜った。
でもそれがし、おやかた様のお気持ちだけで十分なの。
正宗の脇差はお城のご宝倉にお返しするね。
そして今、堀を埋められ裸同然になってしまったおやかた様のお城。
それがし、おやかた様をお守りするために最後の戦いに出陣します。
髪に香をたきしめ、二度と兜を脱がぬよう兜の緒を真結びに結び準備は整った・・・
おやかた様・・・それがし、おやかた様にお仕えできて本当に幸せでした・・・
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第五十弾 石川数正(徳川家康) |
それがしのおやかた様は海道一の弓取りと呼ばれ
駿、遠、三、甲、信の五カ国を治める大大名。
ちょっと地味なのが玉にキズだけどね。
それがしはおやかた様が幼少の頃よりお仕えしてきた、自他共に認める股肱の臣。
でも、それがし今すごく悩んでるの。
実はそれがし、関白殿下から「大名にしてやるから俺のところへ来い」ってヘッドハンティングされてるの。
それがしも武士の端くれ、武士たるもの城持ちの大名になるのは最大の夢・・・
はっ!!いけない、それがし悪い家臣になっちゃうとこだった。
だけどおやかた様にはない、関白殿下の華やかさ闊達さに段々魅せられていくそれがし・・・
このままじゃ、それがし、それがし・・・
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第五十一弾 宇佐美定満(上杉謙信) |
それがしのおやかたさまは、天下無双の勇将です。
こんな年になるまで勇猛なおやかたさまと共に
戦場を駆け巡ることができたそれがしは、幸せ者です。
最近、そんなおやかたさまがそれがしにお休みをくれました。
でも、それがしは見てしまったの。
「舟遊びにでも行くが良い」と言った時の、憂いを帯びたおやかたさまのまなざしを。
そんな顔しないで、おやかたさま。
おやかたさまは「毘沙門天の化身」とさえ呼ばれる、正義の人なんだから。
汚れるのは、それがし一人で十分なんだから…。
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第五十二弾 平手政秀(織田信長) |
それがしのおやかたさまは、尾張のおおうつけと呼ばれているの。
でも本当はうつけなんかじゃない。
人を欺くためにわざとやっているの。
おやかたさまのちちうえに傅役として抜擢されて以来
ずっとそばにいるそれがしにはわかっているよ。
たとえ家族や家臣に見捨てられたってそれがしがついてるよ!
でもこの頃やりすぎちゃってるみたい。
おやかたさまのちちうえの葬儀で焼香を投げつけたりするの。
それに、それがしの息子とも仲が悪くなっちゃった。
おやかたさまは、それがしのこともう信じてくれなくなっちゃったのかな。
それがしのこと、嫌いになっちゃったのかな。
それがし、おやかたさまのためなら…なんだってする、よ?
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第五十三弾 堀直政(堀秀政) |
それがしとおやかたさまは、元はといえば共に切磋琢磨した親友同士。
どちらかがとりたてられたらもうひとりは一の家臣になるって
将来を誓い合った仲でしたの。
そのうち大殿に見初められたおやかたさまは出世街道まっしぐら。
それがしは陪臣の身に甘んじることになったけど
才色兼備のおやかたさまはそれがしの誇り。ぜんぜん苦にはならなかった。
それなのに、なんてこと! 若いみそらでおやかたさまは病で帰らぬひとに…。
せっかく本能寺の変も小牧・長久手役も生き抜いたのに、佳人薄命ってこのことね。
まだ幼い二代目は慣れない引越し先で四苦八苦。非常識なお隣さんは礼儀しらずで
お米を勝手に持っていくわ生ゴミを不法投棄(虫が湧いて困るのよね…)してくわで
悲しみに浸る暇さえそれがしにはないの。
でも、それがしがんばるわ。
あの日の二人の夢は、いまはそれがしの肩にかかっているんですもの。
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第五十四弾 武田義信(武田晴信) |
それがしの父上、いや、おやかたさまは、とってもいいひと。
だって、暴君なおやかたさまのちちうえのため悩まされている民のために
父上にも関わらず追放してあげたり、洪水に悩まされている民の為に、治水をしたり、
そんなおやかたさまがそれがしは大好きなの。
あ、でももう一人好きな人がいるの。それはそれがしのおやかたさまの同盟相手
今川のおじさんの娘、いまはそれがしのおよめさんなの
2人も好きな人の間にいるなんて、それがしいまはとってもしあわせ
え!?今川のおじさんが討たれた?かわいそう・・・・・
え!?同盟破棄?じゃぁそれがしのおよめさんは?
おやかたさま、そんなんじゃおやかたさまの父上と同じ末路をたどりますよ
だって・・・・・・このままじゃ、それがし・・・それがし・・・・
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第五十五弾 鍋島直茂(龍造寺隆信) |
ある日家に帰ってみると、どっかで会ったような女の人が居て、
父曰く「この方があたらしい義母上だよ。あたらしい兄上にもご挨拶なさい」
あちゃあどこで会ったんだっけかなとか考えてると、次にそこに現れたのは
……お、おやかたさま━━━━━━!?
なんとおやかたさまとそれがしは兄弟になってしまったようです。
ちょっとおでぶで凶暴なおやかたさまをあたかかく見守るのがそれがしの仕事。
なんだけど、沖田畷のまぬけな負け戦で、うっかり見失ってしまったの。
後日島津さんから小包が届いたんだけど、
なんかにおうしキモチ悪いんで送りかえしちゃった。
じつはそれがおやかたさまとの最後の別れでした。
それがしの忠臣物語はここでおしまい☆
おやかたさま、後のことはそれがしにまかせて成仏してね!!
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第五十六弾 毛利両川(毛利輝元) |
それがしのおやかたさまは亡きお兄ちゃんの忘れ形見。
でも、おやかたさまはちょっと頼りなくてこの先不安なの。
それでも、それがし頑張っちゃう!
それはおやかたさまがそれがしにこう言ってくれたから・・・
「叔父上を父とも兄とも思ってご信頼申し上げる」
ああ・・・こんなに頼られてるなんて、
それがしって日本一の幸せ者だよね☆
吉川元春
それがしのおやかたさまは亡き隆元お兄ちゃんの忘れ形見。
でも、おやかたさまはちょっと頼りなくてこの先不安なの。
「叔父上を父とも兄とも思ってご信頼申し上げる」
おやかたさまはそう言っていたけど、毛利家当主としてそんな甘えは許されないの。
だからおやかたさまの教育はそれがしがするの。
ときには折檻したりするけど、嫌わないでね・・・
全部おやかたさまのためを思ってのことだから。
おやかたさまなら、わかって・・・くれるよね?
小早川隆景
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第五十七弾 森忠政(織田信長) |
それがしのおやかたさまはとってもかっこいいのぉ
それがしもはやく小姓になりたいなぁ
だってね兄上がいつもじまんするんだよ
おやかたさまにかわいがってもらったこと
ほめてもらったこと
それから夜のあんなことやこんなことまで・・キャッ
それがしもおやかたさまの傍にいたいよぅ・・・
おやかたさまはそれがしがまだ小さいからムリだっていうけれど
それがしそんなにお子様じゃないもん。ぷんぷん
それがしはやく大きくなっておやかたさまを独り占めしちゃうんだから!
そしたら兄上の出番もなくなるよね、えへへ
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第五十八弾 毛受勝照(柴田勝家) |
それがしのおやかたさまはみんなとっても強くて怖いっていうけど
ほんとうはとても優しいおやかたさまだよ
うえさまが謀反で死んじゃったときもうえさまの家を守るため後継者を推薦したんだけど
エテ公のせいでだめになっちゃった、、
おやかたさまはね、いつもエテ公は調子に乗り過ぎだって怒ってた、、
だからそれがしこの戦でエテ公をこらしめようとおもったんだけど無理みたい、、
ごめんね、おやかたさま、、、、
おやかたさまはここで死ぬつもりみたいだけどダメだよ
お城にはおやかたさまを待ってる人がいるんだよ、だからお城に帰ってあげて!
大丈夫だよ、ここは絶対それがしが守るから、だからいって!
これがおやかたさまとのお別れでした
それがし必死に時間を稼ぎました
どうやらおやかたさまは安全なところに着いたみたい
よかった、、
おやかたさま、、それがし、、、さきにいってます
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第五十九弾 土居宗珊(一条兼定) |
それがしのおやかたさまは名家の血筋。権中納言になるんだ!
でも、本家の人にむりやり出家させられちゃった…。
あれほどそれがしがお諫めしたのに悪い事ばかりするから…。
でもきっとおやかたさまは分かってくれるよね!それがし信じてるよ!
ん?あれは…?うわ!なにをするんだ!お…おやかたさま…。
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第六十弾 伊達成実(伊達政宗) |
それがしとおやかたさまはひとつちがい。従兄弟どうしでもあり、叔父甥でもある複雑な仲。
歳が近いこともあって、おやかたさまとはなかよく育ったの。
小さい頃は泣き虫だったおやかたさまを泣かせたこともあったけど、それも今はいい思い出だよ。
人取橋ではすっごいやけどをしちゃって泣いちゃいそうだったけど、それがしがんばったよ。
おやかたさまもほめてくれて、二本松城までもらっちゃった!
短気できまぐれなおやかたさまだけど、そんなおやかたさまが大好きだから、
小十郎や綱元といっしょにおやかたさまを盛り立てようって誓ったの。
それがし、たくさんがんばって、伊達三傑って言われるようにまでなったんだよ。
それなのに、なんで!?
朝鮮ではそれがし、すごくすごくすごーくがんばったんだよ!
「あーはいはい」みたいなほめ方じゃ足りないんだもん! もっともっと誉めてほしいんだもん!
くやしいからそれがし、家出してきちゃった。
おやかたさまなんて大っ嫌い! 絶対絶対帰らないんだから!
ほらほら、上杉のおやかたさまだって徳川のおやかたさまだって
それがしに「ウチに来ないか」って言ってくれるんだもんね!
……でも、なんでだろ。どこにも行く気がしないんだ。
そんなことを考えて、高野山でゴロゴロしてたら、天下分け目の合戦が始まっちゃった!
おやかたさまは……白石城で大苦戦!?
まったくもう、それがしがいないとなんにもできないんだから!
こんなこともあろうかと、具足を持って出てきてよかったよ。
久しぶりに身につける具足はちょっぴり重いけど、腕がなるぞ!
泣き虫梵天丸、ううん、大好きなおやかたさま。それがしがつくまで負けちゃダメなんだからね!
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