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第六十弾 稲葉正成(小早川秀秋) |
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温室育ちのおやかたさま。もうちょっとしっかりしてほしいよね!
でも、その頼りなさがおやかたさまの魅力でもあるんだよ。
幼少のころからあちこち養子に出された気の毒な生い立ちで、
小早川さんとこなんて嫌々引き取ったみたいだよ。
ときどきふっと寂しそうな顔をするおやかたさま。
……守ってあげたい!
傍からは優柔不断で奇妙に見えるおやかたさまの行動も、
愛されているのかわからない、必要とされているのかわからない、
そんな自信のなさだよね!
きっかけさえば勇気をもって歩き出せるおやかたさまだもの!
それがしたち家臣が支えてあげる!
え〜っ、また何か迷ってるの?
あんまりぐずぐずしてると、それがし、出奔しちゃうかも!
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第六十一弾 大久保長安(徳川家康) |
それがし、計算もはやいし、お能もとくい。
だけど、なにより一番好きなのは……黄金!!
あの、きらきらどきどきが、それがしをうっとりくらくらさせるの。
それがしを拾ってくれたおやかたさまは、鉱山はそれがしにまかせるっていってくれた。
地味な顔してアンタも好きねえv黄金万歳vv
官位もくれたの石見守。しぶくてイイよね。(ほんとは佐渡のほうがよかったんだけどな…)
有能なそれがしが島にわたると泉のように黄金が沸くよ。
楽の音と黄金のかがやきの島は、それがしの夢そのものだったの。
ちかごろはおやかたさまの姿すら、黄金の陰にくすんでみえるの。
このままじゃそれがし、それがし……。
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第六十二弾 毛利勝永(山内忠義) |
それがしはわけあって親子三代蟄居お預けの身です。
預かり先はもともと旧知なので、待遇は上々です。
おやかたさまは子のない先代の養子で
人の意表をつく、なかなかおもしろい子供です。
先日そのおやかたさまがやって来て
こともあろうにそれがしと衆道の契りを結びたいなどと言ってきました。
いくらなんでもそれはないでしょう。
一国の太守となる子供といい歳をした囚人。ありえねえよ。
でも、目がわりと真剣だったので、
誓詞に判だけ押して、頭をなでて帰ってもらいました。
誓詞はだれにも見つからないよう、だいじにしまっておきました。
いつかおやかたさまが分別のある大人になって
それがしという男を理解してくれるようになったなら
あの誓詞を取り出すこともあるでしょう。ささやかな、笑い話のたねとして。
ちょっとその日がたのしみです。
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第六十三弾 明石全登(宇喜多秀家) |
それがしのおやかたさまは、いうならば温室の花。
奥方と並んだところなんて、もう豪華絢爛雛人形ってかんじ?
戦の勘も悪くないし、性格の純良さときたら
本ッッッッッ当に先代に似なくてよかったー。
かみさまありがとう。備前にもようやくあかるい時代がやってまいりました!
ところが、うちにはおやかたさまよりよほど先代似の家臣どもが揃っておりまして
先代が居ない分、腹黒充填率があがっておりましてですね
備前で伏見でどろどろ権力闘争勃発。
おやかたさま、こういうのはぜんぜん苦手なんだよねー。
やっと一段落ついたら家臣むちゃくちゃ減ってんの。だいじょうぶなのか五大老。
てゆうか、そんなときに内府討伐総大将うけちゃったの? 人がいいにも程があるよ!
…ええわかってますとも。それがしだけが頼りなんでしょう? 最後までつきあいますよ。
かみさま、どうかわれらにご加護を!!
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第六十四弾 黒田如水 |
それがしのおやかたさまは戦国一の出世頭!
なんたって最初はおさむらいでもなかったんだよ。
ある日おやかたさまと水遊びをしていたらとんでもないお知らせが舞い込んできたの。
「すぐに都に取って返し、光秀をお討ちなされませ。天下取りの好機にございますぞ」
いつものようにそれがしは一番いいと思うことをおやかたさまに言いました。
なのにおやかたさま、どうしてそんなにこわい顔でそれがしを見るの?
おやかたさま、それがしいつまでもおそばにいてもいいよね……?
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第六十五弾 茂庭綱元(伊達政宗) |
それがしのおやかた様は言わずと知れた「独眼竜」こと政宗様です。
朝鮮出兵の際には後方でおやかた様をばっくあっぷしたりして、小十郎殿や藤五郎殿
の陰に隠れて目立たないけど、それでも一生懸命におやかた様の背後をお守りしているのです・・・
そんなある日、それがし、なんと、あのサル・・・いや、もとい、太閤様に眼をかけられたのです!
それを何を勘違いしたのか、おやかた様はそれがしを突如追放なされたのです!
なんで!?どうして!?それがしはいつもいつもおやかた様をお助けしたいのに・・・
それでも、それがしは信じ続けました・・・おやかた様はわかってくださる!と・・・
そして、信じ続けてついにおやかた様はそれがしを見捨てなかった・・・
信じればいつかは報われる・・・
おやかた様がなくなってもう数年の月日が流れました・・・
おやかた様と共に戦い抜いたあの戦国の時代は過ぎ、太平の世になりました・・・
おやかた様の夢は果たせませんでした・・・「天下をこの手で!」・・・という夢は果たせませんでした・・・
今日はおやかた様の命日です。もうそれがしはおやかた様のもとに参ります・・・
不甲斐ない家臣ですが、それがしはいつまでも、いつまでもおやかた様と共に・・・
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第六十六弾 前田玄以(織田信忠) |
それがしのおやかたさまの父上はとーっても厳しいお方。
この間なんか惟任の領地を敵国の領地へ国替えするなんて無茶なこと言ってたし。哀れだねぇ。
で、なんか毛利を相手にしてるモン吉がおやかたさまの父上に援軍要請してきた。
おやかたさまも出陣するの?じゃあ久々にでかい戦になりそうだね。
それがしも気合十分でござる、なんてね。
三法師さまも連れてく?おやかたさまも余裕だなぁ。まあそこがおやかたさまの魅力の一つだけど。
武田の時みたいにささっとやっつけよう。おやかたさま。
むにゃむにゃ…外がうるせーなあ。
だれだよ!それがしの安眠を邪魔する輩は!
え!惟任の謀反!?もう囲まれてる!?おやかたさま、早く逃げよう!
「本能寺の父上を助ける」なんて無茶だよ!おやかたさま!
…わかりました。そこまで言うならそれがしに露払いをお任せください。
え、「三法師を連れて逃げろ」っておやかたさま、冗談だよね?それがしも戦うよ!
…おやかたさま。わかったよ。三法師さまはそれがしの命にかけてお守りするよ。
絶対!…だからおやかたさま、必ず生きて帰ってきて。それがし、いつまでも待ってるから!
清洲で待ってるから…。
あれから何年たっただろう。おやかたさま亡き後、天下は平定された。それがしも
家を守るために何人かおやかたさまを変えてきた。でも
それがしの本当のおやかたさまは、おやかたさまだけだったよ…。
ああ、やっとおやかたさまに会える…。それがしのおやかたさま、織田信忠さまに…
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第六十七弾 公文重忠(長宗我部国親) |
それがしは昔、今のおやかたさまと争い、負けました。
今は、おやかたさまの為に戦っています。
おやかたさまなら、この四国をものに出来る気がします。
出来れば、一度でいいから、餅搗きの杵が振るいたいです。
その為にも、おやかたさまのためにも、それがしは今日も槍を振るいます!
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第六十八弾 武田信廉(武田信玄) |
きょうからそれがしにはだいじなおやくめがあるの
まえからやってたことだけど、もっときをいれてれんしゅうしなきゃね
それがしはおやかたさま!
それがしはおやかたさま!!
それがしは、おやかたさま!!!
うまくいかないなあ。かがみがにじんでみえなくなってきた。
きょうから、それがしは…
…おやかたさま……
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第六十九弾 岡吉正(雑賀衆) |
きょうも、まおーがせめてきました。
はっきりいって、うざいです。
おやかたさまもほーしゅさまも、まおーのことがだいきらいです。
あたりまえです。あみださまのほんがんもわかんないまおーなんてしんじゃえ!
それがしはこれでも、けっこうじしんがあるんだからね!
えい!
ほら、まおーのあしにあたったよ!
つぎこそは、しんのぞうにあてて、ぶってきだいろくてんまおーをたおすんだからね!
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