稲葉一鉄(織田信長)
111 無名武将@お腹せっぷく sage 05/01/27 20:07:27

今、岐阜城に呼び出され、茶室で待たされておる。
案内した者3人と同席しておるが皆殺気立った気配。
それがし、どうやらおやかたさまに疑われているようじゃ。
おそらく、いや、ほぼ間違いなくここで手打ちにする算段じゃろう。
疑念を晴らす手も無く、ここを抜け出す術も無し。どの様にすれば・・・。
・・・
む、あのような所に掛け軸が掛かっておったのか。
書かれておる詩でも読めば少しは落ち着くかも知れんな・・・。

雲は秦嶺に横たわり・・・


第二十九弾 稲葉一鉄入道良通



遊佐信教(畠山昭高)
113 無名武将@お腹せっぷく sage 05/01/28 15:25:49

おやかたさま、
能登のご同族の家中の争い、お聞きになられましたか?
こわいですねえ。

わたくしの遠縁の続光という者がずいぶん暗躍しているとか。
ホント、こわいですねえ。

戦国の世はこわいですから、守護代であるそれがしに万事お任せあれ。
おやかたさまはどーんと構えて、見てるだけで結構です。

余計なことはなーんにも考えなくてもいいんですよ。
それがしだって、いざとなったらこわいんですから。

第三十一弾 遊佐信教



織田信行(織田信長)
116 無名武将@お腹せっぷく sage 05/01/30 20:08:25

それがしのおやかたさまは、おにいちゃんです。
乱暴もので不良な兄とは反対の優等生で過ごしてきました。
跡継ぎはそれがししかいないっていわれていたのに
おとうさんの鶴の一声でおにいちゃんに決まりました。
なんで!?それがしの方が優等生なのに!!
それ以来おにいちゃんとは会っていません。
だけど、ちょっと仲直りしたいかな・・・一緒に遊んでもらいたいし・・・
わかってるんだ、おにいちゃんは不良だけど戦国に覇を唱えられるような器だってこと
わかってるんだ、それがしは型にはまった人間で、天下を治める器じゃないってこと
それでね、おにいちゃんが病気になったから来てっていわれたの。
せっかくおんなじ兄弟なのに争うなんておかしいよね、それがしお見舞いの品を沢山買ってさ。両手に持ちきれないくらいにね。
おにいちゃんごめんね、これからはおにいちゃんをおやかたさまって呼ぶよって、仲直りしたかったのに
布団で寝てたはずのおにいちゃんは飛び起きてそれがしを切りつけました。
せっかく、お見舞いの品持ってきたのに・・・仲直りしようと思ったのに・・・
ううん、わかってるの、戦国だもんね、親兄弟でも信頼できないもんね。
でもね、おにいちゃん、最後にお願いがあるの。
天下をとって戦国を終わらせてね。
それから・・・おやかたさまって呼んでもいいかな・・・
ごめんね、もうお別れのときだね・・・バイバイおやかたさま・・・おにい・・・ちゃん・・・

第三拾二弾 織田信行



竹中半兵衛(豊臣秀吉)
118 無名武将@お腹せっぷく 05/02/02 00:46:00

おやかたさま、
おやかたさまが、それがしごときの為に
三顧の礼を尽くしてくれてから、何年でしょうか。
それがしの命脈は、もはや幾許もありませんが、
それがしの軍略はおやかたさまのお役に立ったでしょうか。

…しかし、死ぬ前に、心残りが二つ。
一つは、官兵衛のこと。
あやつは、おやかたさまを裏切る男ではありませぬ。
大おやかたさまが何と言おうと、信じてあげなされ。

もう一つは、それがしの死に場所のこと。
死ぬ時は、戦場で…
…おやかたさまのお側で。

「来たか、半兵衛」と、笑って迎えて下され。
竹中半兵衛重治、最後の出陣でござる。


第三十三弾 竹中半兵衛



斉藤朝信(上杉謙信)
120 無名武将@お腹せっぷく 05/02/02 17:34:55

欲張りすぎず、気負いすぎず、臆病すぎず、うるさすぎず。
不言実行を貫くことがそれがしのおやかたさまへの忠義也。

第三十四弾 斉藤朝信



黒田長政(徳川家康)
129 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/03 00:41:20

黒田家の話題が長引いたのでここで一篇。


毛利の宰相殿も、金吾のやつも、西軍の大将は
ほとんどおやかたさまのお味方。
それがしが頑張ったおかげで、
今度の戦はおやかたさまの大勝利!
おやかたさま、天下はもうすぐだね。

よーし、父上にも誉めてもらっちゃおうかな。
父上、父上、おやかたさまったらね、
それがしの右手を三度も握って、
「黒田殿、ありがとう、ありがとう」って言ってくれたんだよ。

…あ、あれ、父上、どうしたの。
その不機嫌そうな顔は。

第三十五弾 黒田長政



村上義清(上杉謙信)
132 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/03 18:06:14

それがしのおやかたさまは虎です。
越後に住んでいます。
それがしは、信玄に追われておやかたさまの元へとやってきました。
おやかたさまは、私を家臣として迎えてくださったばかりか、
それがしのために信玄と戦ってくださっています。
それがしが来たばっかりに多くの犠牲を出してしまいました。
しかし、それでも家臣として置いてくださりました。
ああ、かっこいいおやかたさま。
ああ、信義なおやかたさま。
ああ、軍神なおやかたさま。
ああ、長い間”虎”と名乗っておきながら最終的には”龍”なおやかたさま。
酒と女色を断っておりますおやかたさま。
・・・
やつは酒も飲めない童貞だった。

第三拾六段 村上義清



安藤守就(斎藤龍興)
138 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/04 01:00:46

それがしたち、西美濃三人衆!

とっても頑固な一鉄君、ちょっぴり地味なト全君、
そしてそれがし、いがいがでーす!
入りたそうにしてるけど、不破君は無視ッス!

それがしたちは重臣だから、
それがしたちなりに国を良くしようとがんばったし、
甥の半兵衛君だって実力で諫めたけれど、
おやかたさまはちっともわかってくれない。
もう我慢の限界ッス。
それがしたち、これから尾張の織田殿に寝返りまーす!

なになに、切れすぎる男の周りにいると、身を滅ぼす?

ダメなおやかたさまに仕えるよりはずっとマシ!
それがし、華やかな時代の先端を駆け抜けたいもん!
ばいばい、おやかたさま!

それがしたち三人衆はいつまでも一緒。
みんなで手柄を立てようね。


第三十七弾 安藤守就



増刊「かつてのおやかたさまへ」稲葉一鉄
145 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/04 19:05:43

頼芸さま、お久しぶりでございます。
美濃を追われてから、三十余年。
さぞかし、辛かったことでしょう。
それがしもこの三十余年、いろいろございましたが、
あなた様のことを忘れたことはありませんでした。

あなた様をこの美濃にお迎えすることができまして、
それがしとてもうれしいです。
今はあなた様のことをおやかたさまと呼ぶことは
できませぬが、この美濃でごゆるりとお過ごしください。

                             稲葉一鉄

週刊それがしのおやかたさま増刊号 「かつてのおやかたさまへ」



富永又助(大村純忠)
150 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/04 21:37:55

大変、大変、
おやかたさまのお城が包囲されちゃって、大変だー
おやかたさまは善戦しているけど、実は兵がほとんどいないってことは、
それがしにはわかってるよ。
自殺なんて考えてないといいけど...
おやかたさまー、それがしが駆けつけるまでまっててね。

でも、お城は敵に囲まれちゃってるし、
どうやってお城に入ればいいんだ?
困ったな、困ったな....
そうだ、いい手をおもいついたぞー
おやかたさま、今参りますぞー

第参拾八弾 富永又助

説明
おやかた様 大村純忠
舞台     三城七騎籠


西郷純尭(有馬義貞)
156 無名武将@お腹せっぷく sage 05/02/09 01:24:07

大村のやつめ、毛唐のあやしげな教えに惑わされよって。
妹も妹じゃ。マリアとかへんてこな名を名乗っておる。
まったくもってけしからん。南蛮人との付き合いは貿易だけでいいのじゃ。
それがしが仏さまになりかわって、正しい道に導いてやらねばならん。

そもそもおやかたさま以外に主がいるなんてのが信じられませんぞ。
日の本のさむらいたるもの、忠義を捧げるあるじはただお一人!
それがしはおやかたさまひとすじですからな。
有馬家と日本の仏法は、それがしが護ります!

おやかたさま、何を遠い目を……
ま、まさか、キリシタンの教えに惑わされているのでは……

第三十九弾 西郷純尭(おやかたさまは有馬義貞)


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富永又助ってどんな人だろうと調べてるうちに。

西郷純尭は肥前伊佐早(諫早)の領主。石見守。生没年不詳。
家臣というか独立性の強い有力国人のようです。純尭は有馬家から養子に入った純久の子。
弟の深堀純賢とともに大村領長崎に何度も攻め込んだり、
キリシタン勢力(大村とか)と宗教戦争?を繰り広げたり(当然フロイスに酷評される)、
大村純忠の暗殺を企んだり、有馬義貞を擁して有馬家の実権を握ったり、
ついでに本家乗っ取りを策したりと、かなり個性の強い人らしいです。